目的と考え方 :いにしえの会の稽古目的は、以下の2つを軸にしています。
①多角的に身体性を学ぶ
身体操作、姿勢、呼吸、身体のこわばりやそのほぐし方——これらをさまざまな視点や切り口から学び、身体への理解を深め、解釈の幅を広げること。それが、いにしえの会が目指す学びの核心です。
②身体感覚の深い探究
異なる分野やテーマを横断的に学ぶことで、言葉にしにくい身体感覚を鮮明に捉えられるようになります。探究を重ねると、身体への解像度が高まり、実感を伴う深い理解に繋がります。
新たな視点を取り入れるために:達人から学ぶ特別講座
特別講座で招聘される方々は、それぞれの実践を通じて身体哲学を確立しています。
その教えを受けたからといって、自分の身体で即座に実行することは簡単ではありません。
しかし、学び続けることで、次第に「腑に落ちる」感覚が訪れると考えます。
難しいと感じていた動きや感覚が、ある日ふとしたきっかけで自然にできるようになる——それは、気づきが「点」から「線」へ繋がり、線が「面」を構成していく感覚です。
この過程を通じ、身体を自分のものとして強く実感する「身体のオーナーシップ」が高まり、身体を自在に操れる感覚が育まれます。
自分と向き合う稽古
稽古の場は他者との交流の場であると同時に、自分自身と向き合う場でもあります。時には、自分の価値観や知識を見直し、疑い、手放す必要があるかもしれません。これは決して簡単なことではありませんが、意識を内側に向け、自分自身と対話を重ねることが成長の第一歩です。
武道や稽古には、「自分と向き合わざるを得ない」という本質があります。
このプロセスを通じて、自分自身の内面を深く掘り下げながら、心身のしなやかさと強さを育くんでいくことに、武術的な稽古の意義を見い出します。
メッセージ
いにしえの会では、定例の稽古、特別稽古、会員同士の学び合いを通じ、
柔軟で力強い自分の軸を育むサポートをしています。ぜひ稽古を通じて自分自身と向き合い、新たな気づきや変化を体感してください。それは、今まで気づかなかった自分の可能性を広げる第一歩になるはずです。
(2024年11月1日)