いにしえの会 (文京区) -身体の使い方、身体と向き合うこと。

いにしえの会のサイトへようこそ。会の取組みをご案内する簡易的なページです。東京藝術大学の公開講座(2014年〜2022年)、文京区アカデミア講座(2017年, 2020年, 2024年)、その他の講座や催しなどで、当会についてご興味を持たれた方は会の成り立ちをご覧ください。

会が設立されたのが2014年10月、文京区での地域活動として継続して、コロナ禍を乗り越え10年目の活動となっております。(2024年10月追記)。

私たちの会の稽古を通した目的は、身体の使い方を向上させる身体感覚、特に
「古武術や武道に根付く(共通した)身体操作法を知り、身につける」ことと、
身体を効率良く働かせるための
「からだの中心と末端(部位と部位)の繋がりを深める身体づくり」をすること、
としています。
言葉では分かりづらいですが、実際にラクに動ける様になる為には、
何かを付け足していく発想ではなく、余計なもの(筋の力みや硬さ)を取り払い、
身体全体の繋がりのある動きを育むことです。

稽古の基底にある、
①武道に根付く身体操作(もしくは技、術)を習うこと、
②身体そのものを意識できる様になる動きづくり、
のどちらも稽古時間内に設け、多様なペアで互いに学び合う
環境を大切にしています。

五感を研ぎ澄まし、感覚的な身体操作の世界に親しむことで、
心身に対しての斬新な発見があると思います。
その発見の楽しさや面白さを自らの身体で実践し、
学びを蓄積する場を理想にしています。

一人では続けにくい稽古ですが、会員と相互に気づきを共有し、学びをサポートする場として定期的に稽古の場に出向くことをお勧めしています。

稽古メンバーは(施設利用の関係から)文京区在住/在勤が好ましいです。
学ぶ意欲のある方は誰でも参加可能です(追記: 会の規則や慣習に賛同頂けることを確認して下さい)。
指導者については、講師より挨拶をご覧ください。
会への体験参加・質問等は、お問い合わせよりお願いいたします
(返信に5日程度 時間を要する場合があります)。

稽古の時間と会場

月に3〜4回、土曜か日曜に(施設当選の場所において)稽古を継続しています。
9:30〜12:00の2時間30分、もしくは9:00〜11:30の2時間30分です。
会場は主に以下のいずれかの場所となります。
文京区総合体育館(本郷三丁目駅)、※9:00〜11:30の2時間30分
スポーツセンター柔道場(茗荷谷駅)、※9:30〜12:00の2時間30分
③江戸川橋体育館(江戸川橋駅)、※9:30〜12:00の2時間30分
④文京区立音羽中学校格技室(茗荷谷駅)、※9:30〜12:00の2時間30分

今後の日程・特別講座に詳細が掲載されます。ご確認ください。

竹、節ありて強し…

会の成り立ち:私たちの歴史は2014年6月の東京藝術大学公開講座に遡ります。5年間の継続により2019年10月に第100回となる節目の稽古を迎えました。感染症対策のため、8週間ほど活動が不可となる時期もありましたが、2021年12月に第150回を迎え、2024年10月には発足から10年を迎える会となりました。…(続きはこちら: 会について)

稽古帳 (稽古で目指していること)


目的と考え方 :いにしえの会の稽古目的は、以下の2つを軸にしています。

①多角的に身体性を学ぶ

身体操作、姿勢、呼吸、身体のこわばりやそのほぐし方——これらをさまざまな視点や切り口から学び、身体への理解を深め、解釈の幅を広げること。それが、いにしえの会が目指す学びの核心です。

②身体感覚の深い探究

異なる分野やテーマを横断的に学ぶことで、言葉にしにくい身体感覚を鮮明に捉えられるようになります。探究を重ねると、身体への解像度が高まり、実感を伴う深い理解に繋がります。


新たな視点を取り入れるために:達人から学ぶ特別講座


特別講座で招聘される方々は、それぞれの実践を通じて身体哲学を確立しています。
その教えを受けたからといって、自分の身体で即座に実行することは簡単ではありません。
しかし、学び続けることで、次第に「腑に落ちる」感覚が訪れると考えます。

難しいと感じていた動きや感覚が、ある日ふとしたきっかけで自然にできるようになる——それは、気づきが「点」から「線」へ繋がり、線が「面」を構成していく感覚です。
この過程を通じ、身体を自分のものとして強く実感する「身体のオーナーシップ」が高まり、身体を自在に操れる感覚が育まれます。


自分と向き合う稽古

稽古の場は他者との交流の場であると同時に、自分自身と向き合う場でもあります。時には、自分の価値観や知識を見直し、疑い、手放す必要があるかもしれません。これは決して簡単なことではありませんが、意識を内側に向け、自分自身と対話を重ねることが成長の第一歩です。

武道や稽古には、「自分と向き合わざるを得ない」という本質があります。
このプロセスを通じて、自分自身の内面を深く掘り下げながら、心身のしなやかさと強さを育くんでいくことに、武術的な稽古の意義を見い出します。


メッセージ

いにしえの会では、定例の稽古、特別稽古、会員同士の学び合いを通じ、
柔軟で力強い自分の軸を育むサポートをしています。ぜひ稽古を通じて自分自身と向き合い、新たな気づきや変化を体感してください。それは、今まで気づかなかった自分の可能性を広げる第一歩になるはずです。

(2024年11月1日)

お問い合わせ

いにしえの会への見学希望や、参加申込み、その他関連したお問い合わせがありましたら、以下より問い合わせ下さい。

新規体験を希望している方は、まずはこちらの『今後の予定』ページをご覧ください。

事前にご連絡を頂きましたら、ご希望のクラスに見学か体験参加をすることが可能です。
※状況によりまして、お返事までにかなりの時間を頂くことがあるかと思います。
ご了承ください。なお、氏名はフルネームにてお願い致します。
イタズラと見なされる問合せにはご対応致しかねます。

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ケースが数例ございます。

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あるいは、下記の問合せ本文の中に電話番号を記載頂きましたら、
不達の場合にはこちらから電話でご連絡をさせて頂きます。