稽古帳(稽古内容忘備メモ)

参加者による振返り、参考図書リンクを紹介

最新の稽古会内容
(板書写真と稽古風景)


160回稽古風景


159回の新規体験会



特別講座第一部



特別講座第二部

2024年11月現在、
今後のWebページ更新予定につき、稽古内容の更新については見直し中となっております。過去の様子としてご覧ください。現在は10年目を迎え216回の稽古回数がカウントされています。












































第160回 新規体験者+定例稽古を合同にて実施(35名参加)
〇 一人稽古の取組み方
☆ 段階を追って(気づきを得やすく)
力み → 脱力「力の抜き」 → 全体性       
意識を別の点へ(外在化)
☆ 受け押さえるほうが大切 全力で受け止めるのではなく、相手にとって程よい抵抗感を引き出す。
自信のある方は、互いに確認して、力の伝え方を探求 
初参加の方と現行の会員ペア、トリオで
自己紹介後組む
杖の取り扱い(道具の貸し借り) 
〇 体感を重視、感じる内容を言葉にする感覚
〇 相互学び合い 
・四つん這いの背中を上から押す 脇を閉じ手腕の力みをなくし、鼠径部に力を入れ上半身を起こす・正座から立つ 肩を上から押さえる 重さを忘れて立つ
・杖を使って 取りと受け押し合い
・両手の組み方、手の甲側を合わせて組む効果を感じる  八の字を描くように動かす、頭の後ろで組み片脚立ちをする・四股を踏むなど 新しく参加された方、何人かと交流ができました。(輿石さん作成)


第159回 AM新規希望者向けの体験会、PM特別講座
20名の参加者へ、なるべくお一人お一人に、講師が実際に技や体の姿勢、感覚的なものを直接お伝えし、自宅でも試せるような、分かりやすい体技などをお伝え致しました。

特別講座も、午後一部、二部ともに盛況に終わりました。
特別講座の第一部は、小関先生による、ヒモトレの理論、背景、活用法、実践者の報告、体験者の効果など動画で紹介があり、その後実際にヒモを着けて体験し変化を確認した。第二部は、「ヒモトレから見えてくる主体性のあるカラダ・全体性を保つ動きとは~」をテーマに報告動画と小関先生と林先生の対談、その後、ヒモトレ、バランスボードを体験し、効果を確認した。 多様なヒモの付け方、効果を学びました。(輿石さん作成)

第158回 全体性と力みの抑制、対人稽古
全体性ある動き・一人稽古の極め方
・セルフ1批判、過評価/ セルフ2 無意識的な働きに任せる  
“集中対象の外部化” 姿勢の自動調整 
・ボールの受けと取り ボールを回転させないように相手に高く投げる 指先に触れた感覚を大事に、音を立てずに重心を下げて徐々に丁寧に受ける
・浅め四股と腰割り 腰回りで骨の配列を整え、ふっと力を抜き、股関節から折って腰を下ろす、片脚に体重転換を力みなく左右に連続して浅めの四股
・股関節の意識、上半身は前傾しない、また脇の下に力が入る
・不安定による体重の利用:蹲踞の姿勢で押しあう
・向き合って腕で押す 押すだけでなく当たっている腕の力をゆるめる など ボールを受けるこ、投げるに集中し、全身が良く動きました。(輿石さん作成、林追記)

◯午後より新規希望者・体験者用講座
10名の参加者の方々へ、なるべくお一人お一人に、講師が実際に技や体の姿勢、感覚的なものを直接お伝えし、持って帰れる分かりやすい体技などをお伝え致しました。


第157回 身体操作の基礎②、姿勢の探究、対人稽古
新規体験者へ林先生から いにしえの会の趣旨説明
・姿勢の取り方 二人で組んで確認
・呼吸臍下丹田 坐位の押し合い
・大和座り 股関節の内旋による、肚との連動
・立位で「地に足を着ける」実感を増す姿勢
これら基本姿勢を踏まえての諸動作、鍛錬 「練る」ための要素について 1)動きの双方向性、2)制限がある中での姿勢と動き 
正座の見直し 骨盤の調整:自身の力み抜ける納まりの良い位置を見つける、背骨を緩め 腿の上で手の平を上に向け自然に
・押し合い(取りと受け)大和座り or 坐位で相手と親指を上に向け手のひらを合わせて(首筋後ろ:後頭結節あたりを天地に伸ばしつつ、骨盤ゆるく後傾(仙骨の下方移動)、膝を浮かさない)
・壁に向かって手を広げ、親指側に上肢を内旋。背中の筋を働かせ、腰を下ろし下までしゃがむ
(輿石さん作成、林追記)

第156回 身体操作の基礎、体づくり紹介、対人稽古
新規体験者へ定例講師林より いにしえの会の全体説明
W-up、推手の応用:半身立位のペアで体を崩しあう、可動域や左右上下、前後の可動域を確認
・杖回し・脚を開き杖を脚の付け根に挟み上半身を前傾せず腰を落とす・杖またぎ(身体ほぐし系のメニュー)
・押し合い:坐位で相手と親指を上に向け手のひらを合わせ力の伝え方、身体の中の通りを確認(首筋の後ろを天地に伸ばす、背すじ伸展、坐骨を床方向へ)押す動作に引く要素を内包する(相手への力は変化しない)
・ 中庸とは:片寄らず、中正なこと。真ん中というより両方の特性を備えた特性を得ること
・小関先生のワークショップより
自然体:作意や意図は自然界にはない、不自然の”不”要素を取り除く 自然体、集中、状態への注目など。抵抗感なく伸びやかな動き ヒモトレの紹介
・小磯先生の釣り合いなど 新規参加者との良い交流ができました
(輿石さん作成、林追記)

◯第155回(つくばとの合同稽古+甲野先生特別稽古会)
第1部では、相互の技術交流
・坐位での押す力の伝え方 
・姿勢の構造・・・踵と後面の使い方・・・骨盤の働きの確認  
・意識の作用  二人一組の杖を用いて 
・呼吸の在り方 坐位 坐骨を床に落とし、上半身をゆるめ、押されて耐える 
立位 杖を両手で持つ相手を押す 壁、万里の長城のイメージで
坐位 杖を相手に向かって持ち押す 腹圧をかけ、背面に力が入る
第2部では、甲野先生によるトーク、特別稽古会
最近の術理の気づき、身体の変化、社会について
部分だけではなく、身体全体を使う、  
手の指、腕、足の動きなどで、相手を軽く持ち上げる、動かす  素早い動き、ヒモの効用など   
筑波の皆さんとの久しぶりの交流、荒々しい組手、自主練など  久しぶりの参加者、新規参加者、みなさん充実した時間を過ごされました。
(輿石さん作成、林追記)

◯第154回:講師体調不良で欠席、自主稽古会
・身体ほぐし スワイショウなど・振り返り  
骨格模型を用いて、骨盤、股関節、大腿骨、大転子、腸骨、寛骨、座骨、仙骨の構造、位置、その動きを確認   
座骨を刺すとは・・・各人の骨盤後傾の姿勢を確認     
肩甲骨を動かすとは・・・・肩をすくめる、下げる、腕を伸ばし手のひらを旋回   
相対で力をつたえるとは・・・肩甲骨をひらく、力まない、脇を絞める(前鋸筋)、骨盤後傾、身体を整える、腕を上げるのではなく肘を下げる
・質問コーナー プランクの違い、 浮きとは
 骨格を知り、少しですが理解が進みました。(輿石さん作成)


◯第153回:先週の質問に応え、呼吸と胴回りの関連性と動き作りを丁寧に
・習い始めの感覚さぐり
主要4点(肩甲骨、骨盤、股関節、足指・足)
身体の内側→呼吸・呼吸筋
固定しながらも関節を動かす、回す
制限をかけながら動くことで可動域増
姿勢を整え(調身)→呼吸を整え(調息)→おのずと心が落ち着く(調心) 呼吸 鼻で吸う 横隔膜が下がる深い呼吸 腹回りが膨らむ 四つん這いになって
肩甲骨を開き骨盤を後傾 肚をへこまし背中を伸ばす 肩甲骨をつけ胸を突き出し頭を上げる 反復 肘は伸ばしたまま右左と肩甲骨を出し可動域をのばす 
骨盤を床に刺し開脚 肚から前傾 上半身は前向き、下半身は横に流し座りで膝頭が正面に来る状態で後ろの足指を開く 膝先から下を上に挙げる 大腿骨から回旋次に手を離して膝を90度に挙げる 
深層筋:呼吸は腹腔内の圧が高まり体幹姿勢の安定性に影響を及ぼす。うつ伏せで呼吸時の背骨の動きをチェックする(スパイナルウエーブ)
相対で押す、受ける 肩甲骨を開く、力みをなくす、骨盤後傾、身体を整える
資料参照しました図解はわかりやすいですが、内容が難しく咀嚼できませんでした。本日の動作を自主練します。(輿石さん作成、林加筆)


◯第152回(2022年稽古初め):身体を練る、四股の姿勢、呼吸との関連について学ぶ
・腰割り→四股(浅め)上半身前傾しない、力みなく、骨盤はゆるやかに後傾、膝は自然に曲がる お尻の筋をゆるめ、膝は足先と同方向に、股関節に体重を乗せる→四股(深め)上半身前傾しない、膝90度、でっちりにならない、脚幅広く、骨盤後傾を維持  大腿部外旋、肚を膨らました状態で片脚に体重を乗せ、脚の間の五角形の    空間を維持しながら脚をゆっくり挙げる。つま先からゆっくり着地する。
☆脚は前にならないよう横に挙げる。正しい姿勢をお互いに(または鏡で)確認 
・杖の押し合い  首を伸ばし骨盤を立て、座骨を畳に刺す。肚回り全体を意識、杖の握りは柔らかく 前傾すると自分の強い姿勢が崩れる。
・自宅でできる稽古
・やわらか腕立て(もしくは膝立て)・プランク(深部の体幹筋) 体幹の奥(肚の奥)が重要、接点は柔らかく、肩甲骨を開き続け骨盤後傾、膝の裏、足の後面を伸ばして維持。
(輿石さん作成 林加筆 )


◯第151回:力みではない押し、接点の圧を変えない、姿勢変化(移動)の力の流れを応用する
(つくば稽古会より大川さんが参加、稽古交流しました)
・下駄の効用 ①足の骨の広がり ②指の操作感 ③中足骨に 軽くヒモをまくとねばれるようになる
・姿勢と呼吸の確認 吸気の時も呼気の時も腹内部からの膨張圧 胴回り全体を膨らます 杖を使って 組む 手で押す力みを肚腰の膨張感で押す、前傾しない 呼吸を意識
・蹲踞の姿勢で押しあう
・杖を両手で頭上に掲げ腰を下げる(姿勢確認) 前傾しない
・杖を脚の付け根に挟みお尻を下ろし上体を起こしながらさらに沈む 内転筋の伸びと股関節の伸び感じやすい
・杖またぎ つま先から挙上を特に意識して(肚の奥で脚をもちあげるイメージ)
・横からの押し:手の位置は変わらず触れているだけ身体を遠くから小刻みに寄せてくる → 押すためのエネルギー
・拳骨で相対する 全てに共通しているのが姿勢と呼吸
相手ではなくその向こうを意識して組む (輿石さん作成 林加筆)

◯150回:呼吸への注目、呼吸筋や呼吸のメカニズムを現時点でまとめ紹介
大きく深く 肚周りの動きを体感する  吸う、吐く 横隔膜…周囲にある筋への影響
腹膜 多裂筋 骨盤底筋 内腹斜筋 大腰筋 腰方形筋 ・・・図で確認
・大和座り正座 片腕を耳に沿わせて上にあげる 吐ききったところで深呼吸そのまま上半身を右左へ曲げる 
・手の内は力まない、伸筋を作る握り 部分の過度な力み → 全体性が失われがち 猫の手で、膝をついた腕立て伏せ
・指先をのばし手のひらを開き続ける形 脇まで伸びる 身体の側面、あばら骨の部分を緩める 可動域が広がる 上虚下実に通じる
・内転筋 股関節で動く 開脚前屈、胡座前屈、うつ伏せ足裏を合わせ御尻を踵へ 壁の前に立ち壁に沿って上下する
・階段を上るときも足裏に力感を出さない(輿石さん作成 林加筆)

2014年10月より、月2回の稽古を基本とし(感染症対策で会場使用不可もありましたが)150回の稽古を積み重ねてきました。自主的な運営や探求に協力いただく全ての方に感謝申し上げます。
からだのことは分かってきたと思っても発見や工夫は尽きません。探求を継続し続けていきましょう!

◯第149回:姿勢のつくりから、接触面の大事なポイントの稽古、家でできる稽古内容の紹介
身体の作り方:接触面を柔かく → 日常の中でも
・下駄(固さのある支持基底面)足の変化
・柔らかすぎるベッド vs 固さのある布団 
末端の伸びやかさ → 全身への影響 指先、手の形、指の形 支持接触面に重要なポイント
腕立て伏せ(四つん這いになり膝をついても良い)手、ひじ肩、自分の力みを感じる
ついている手も含めて1か所に力を入れない
息を吐きながら部分の力みを抜く
・ 腰割り → 股関節の捉え 仙骨 足裏の接触面の柔らかさ
ヤンキー座りから起つ ストンと力を抜きしゃがむ 力まない 
お尻を挙げてから立つと腿の四頭筋が働いてしまう
・力まずに動く 四つん這いになる ①組んだ人が背中を押す ②左右に揺する 意識は力まない③膝をつく位置をより下にして試す
・お尻をつき両足を上げる 腹筋ではなく股関節回りで座ると押されても揺るがない
①押し合い:体の表面の筋が力むと弱くなる ②上から抑える:股関節で捉えていると肩を抑えても立ち上がれる
・手の指 指先に力 腕を伸ばして身体を動かす 末端から全体の可動域を広げる
・握り方 指先をのばして握りこむ 相手を押す力が増す
・片脚立ち 反対の足を身体の側面に沿ってあげ、上半身を足に近づける
・杖またぎ、杖くぐり など お疲れ様でした(輿石さん記述 林加筆)

参考図書(クリックでリンクに飛びます)
原初生命体としての人間」野口三千三 岩波現代文庫 体の内面的理解、総合的考察に感動します
四股鍛錬で作る達人」 松田哲博  元力士による相撲の稽古探求や意味、古来相撲の考察

◯第148回:からだラボ 山口潤先生の講座を受講した内容の理解を落とし込み検証。相互術理の学び合い。
・杖を使用した2人組でのUP、柔軟、杖くぐり、杖またぎ、丁寧な釣り合い、浮き
・著書の紹介:分離的構造としての筋肉ではない。頭皮から首、背中、腰、脚、足底まで繋がった検体の筋写真。
筋筋膜・結合組織 全体結合の構造を含んだもの。
・下駄の効用・構え(姿勢)の効用・木の台の効用 台の下に空間があり何段重ねてその上に立つことで姿勢に及ぼす影響が異なる・・・耐震構造、足の骨構造の仕組み
・足半(あしなか)鵜飼いなど昔の職人が使用
踵重心になり安定感が増す 
最後の股関節のストレッチは、即効でした。
(輿石さん記述 林加筆)

参考図書(クリックでリンクに飛びます)
古武術でカラダがみるみる甦る高橋佳三さんによる古武術的な動作や稽古の総まとめの著書アナトミートレイン」医学書院 筋膜構造の繋がり、人体とテンセグリティー構造、結合組織の解説武術革命」考えるな体にきけ!」日野晃さんの人体の動き、姿勢、力の流れについての解説書

◯第147回:身体の構造の解釈 
―右と左  
―剣の持ち方(幅狭い)右上左下 西洋でも同様 
―杖や長物 (幅広い)
・相手と両手で押し合い 手のひらと片手は甲で押す
交差しての押し:右が縦方向に強く、左が水平に開く
(韓氏意拳の光岡師範の教えより引用させて頂いてます)
・身体ほぐし、呼吸の理解  
・手のひらを、親指、人差し指と中指、薬指と小指の三つのまとまりにし、指間を開き、指先に力を入れる腕を耳のわきから後ろに伸ばす、背中に後ろ手で平行に伸ばすと普通より伸びる事がわかる。(指の効能
・杖を足元と三角形になるように身体の前で杖を起てて優しくつかみ、床から1センチほど持ち上げる。身体のまとまりができ、杖を持たなくとも身体がまとまる 
・杖を持っての押合い 上半身脱力、骨盤後傾、背を伸ばし、杖を床に平行に腕を伸ばすだけ 
・脚が上がりやすくなる くるぶしの骨の下、内と外を3本の指で10秒ほどほぐす 
・腹式呼吸 胴回り全体、全方位的に入る・四股・すり足 
・「站椿」全身の体の動きを見る訓練
参考図書 「上達論」「ヒトのからだ」「天狗芸術論」等々 (輿石さん記述 林加筆修正)

参考図書(クリックでリンクに飛びます):
 「上達論」 甲野先生と方丈さんによる武術や武道の稽古の落とし穴や、心構えを解説した本。 
新規会員である川口さんよりご紹介頂きました。読みやすく大変勉強になる内容です。
「ヒトのからだ 生物史的考察」 三木成夫先生:東京藝大で美術解剖を担当。ヒトのからだの植物的側面や動物的側面、呼吸運動の進化の過程から身体のなかを深く考察されています。

◯第146回:“姿の勢い”=姿勢、姿勢がもつチカラ
(骨格のつくりで、筋力に頼らない、力の流れの通りの良さ)

お互いが良い姿勢の場合での押し→拮抗する→より低い重心、相手の重心を上げる作用を働かせる、浮きの効用
①姿勢②浮き の順での確認
杖を用いた運動 胡坐または正座で受けと取り 
杖は平行に押す譲る 立って受けと取り 骨盤の後傾に伴う背骨の伸び・肚回りをまとめる
うつ伏せになり背中に力が加わった時 手首に力を入れず浮かす 骨盤を後傾し跳ね返す 
股関節の動きをほぐす ストレッチ  ヒモトレの紹介 等々
プロボノチームの皆様フミコム田邊様、体験参加ありがとうございました。)

剣道八段の高橋亨先生(東京藝大名誉教授)より、指導中に習った言葉として「大きな動きを伴なっていないが内的感覚は動いている。高速回転するコマは一見静止しているように見えるが、実際はコマが回転する動きにより安定している。」というものがありました。一見、静止の様にみえても、内側の働きを活かしている。このことへの理解が、浮き・表面に見えない操作として重要になります。

◯第145回:全身のほぐし, 股関節の捉え, 背中の上下感覚, 杖での釣り合い, etc
・ 釣り合いの原理(杖を用いた肩甲骨、体側、身体背面)
・杖を用いた可動範囲(捻り)、釣り合いの前方向と横方向(身体の使っていない部位を動員する稽古)
・受けと取り 押し合い 相手を崩す
・目はつぶらない、杖の先を見る 全身をまとめ、杖を体から離し、相手の方向に押し出す
・杖の押しで力を貰う:杖を上下させず、壁に跳ね返されるように体は後ろへ(パントマイムの感覚に近い)
・ヒモたすき掛け (首の回しへの効果: 次回紹介します)
・腰割り:足先から膝がでない位置で上体を前傾せずに腰の上げ下げ・四股:脚を上げるのではなく股関節に重さを載せ逆足を一の動作で挙げたい
・股関節のほぐしの動き⇒片脚跳びが軽くなる
・座り稽古 胡坐で足の要因を消すため杖の押し合いが分かりやすい 骨盤(仙骨)を下に伸ばし、座骨を床に押し付ける、背中の遊びをとり顎を引き、首筋を上下に伸ばす
◯休憩時間にプロボノさん派遣の日程や時期の説明

足を前後に開いた状態での杖押し: 後ろ足の踵から力を通すことや、骨盤の後傾と肚まわりの膨張による姿勢の強さについて、皆さんの理解が深まっているのを感じました。その証拠に、座位での杖押しが力みなく、よく出来ています。座り稽古は、下肢の力や体重があまり使えなくなるので、姿勢の理解が伴わないと、相手を押すのに無理な力がかかります。道具を介した稽古の意味とも言えます。

◯第144回:杖の型, 股関節の捉え, 背骨の遊びを取る, 杖での押し, 体術に応用(引っ張り)
      釣り合いの原理

・杖を使って 杖の型2種類 連続的な動き 足の体重移動 ”巴“ ”水車” 握りしめないように持つ(滑らせる手: 親指と人差し指の間)、半身転換、動きの円滑さ
・杖を持って 相手に力を伝える 骨盤後傾 仙骨(背骨の末端)を下方に伸ばす、背骨の遊びを取る 足裏に力を通す   
・呼吸、丹田を意識、力まず、杖を強く握らず、体重移動しない
・座っている相手をおこす 手の小指、薬指を握って
・足の指を動かす グー、チョキ、パー 小指の動す
◯東京ホームタウンプロジェクトに関して(小林会長, 林)  以上

◯第143回:基本となる姿勢と骨格(骨の動き)とは②
股関節、骨盤、体幹回り(姿勢と骨格)
・杖跨ぎ 股関節から脚を挙げる
・四股 股関節を捉えて立つ、何かにまたがっている感じ(五角形)を維持し逆足が上がってくる(脚だけ上げない)
・股関節のとらえ:膝を曲げるのでなく腰から下ろす、太もも前側の力みが取れやすい
☆骨盤後継でリード☆つま先と膝の向きを一致☆臀部、大腿部の外側を活かす
・体がまとまり、下半身に体重がのる:骨盤後傾、椅子にゆるく腰かけているように、大腿部の力み緊張をなくす
上半身脱力 ・肩甲骨と骨盤の連動:肩甲骨をよせ骨盤前傾、頭を挙げる。頭を下げ、肩甲骨をひろげ骨盤後傾を  ゆっくり繰り返す
・開脚前屈:骨盤、座骨を床に刺す、ローテーブルの下へかがみこむように上体を圧縮し前傾、胸を鳩尾(みぞおち)から上のほうだけ前へ引き出すイメージ(西園ミヤ先生の指導内容の伝聞)
・杖を使った釣り合い:片方が力を抜くと個体から液体へ変化するように力が増大
・体幹まわりプランク15秒(抵抗あり)
◯小林会長より全体に周知事項
◯東京ホームタウンプロジェクトの説明(林)   以上

◯第142回:基本となる姿勢と骨格(骨の動き)とは①
・肩甲骨、骨盤、股関節、足指・足裏のアーチ、指の力、指の曲げ伸ばし、足指ピアノ 足指を広げる、指の付け根(MP関節)の曲げ伸ばし、指の作り直し(特に小指)
・片足立ち軸:骨盤の入り、お尻周りをしめる 、肩甲骨を挙げる、胸郭ユニットで動かす、上下への伸び
・お尻歩き、エアープレーン改良版:骨盤を入れて片足立ち、脚を真後ろに伸ばす、伸ばした脚を内旋(骨盤を水平に)、上半身を前傾し手を伸ばす、壁を利用して実施
◯小林会長より:足裏(踵、小指側、母指球)、立方骨、大転子の位置の確認・お尻歩き、肘を曲げ腕と上半身を使って動かす、
など。

足指についての参考図書(クリックでamazonリンク):
足の小指を動かせば一生歩ける 池田書店 倉幹男(2021/5/21) ※小磯先生の同僚の方です
足指をにぎるだけで腰とひざの痛みは消える! KKベストセラーズ 中島章夫(2014/11/21)

◯第141回:言葉による身体の整え方(著書の紹介)
・指の形と呼吸への影響:人差し指と中指を追って親指で抑えグーの形で握る 深呼吸=胸式 小指と薬指を折る 残る三指はそのまま 深呼吸=腹式、座っている相手をおこす。どちらが楽か、全身から持っていかれる感覚があるか
・指先への意識(身体のまとまりを生む):指先2番、離しても指先に意識集中 力を加えられても動かない
・(股関節)足裏と力の伝達:足裏で地面を押す、全身のまとまり、つながる、肩甲骨ほぐし、大転子ほぐし、体幹を鍛える動きなど

言語やイメージで身体に影響を与える参考図書(クリックでamazonリンク):
魔法のフレーズをとなえるだけで姿勢がよくなるすごい本 飛鳥新社 大橋しん(2021/6/1)
リンク先の本の詳細に、魔法のフレーズ10があります、
1頭の中で小舟が静かにゆれています。
→重たい頭が「上方向」にふわふわ浮かぶイメージ
2背骨が鎖のようにゆれています。
→背骨がゆれながら「下方向」に垂れ下がっていくイメージ… 詳細はリンク先へ

◯第140回:姿勢とからだのまとまりで、足裏から力を通す
・杖による肩甲骨、上半身のほぐし、杖を使った釣り合い、浮き
・ボールを用いた投げ渡し(回転させない)、体の連動
・下半身、足裏、膝、骨盤ほぐし、積み上げ
・寝ている人の上体おこし 首裏の手の置き方と動かし方 
・相手の腰に手のひらを当て力ではなく足裏で力の反力がかかるように

◯第139回:小林会長ら中心の自主稽古会
①ウォーミングアップ②振り返り③リクエストタイム
・ウォーキング 左右の足に過剰な体重移動をしない、手は振らず、足も延ばさない
・半身の構え方
・ボールの下手投げキャッチボール 身体の連動 
・つま先立ち 以上、反復して基本動作の理解に努めました

◯第138回:型、動きの結果、まとまりある姿勢について
運動・動作をした結果、体にまとまりを生じさせる 
・2, 3回飛び跳ねて着地:肘を体に沿わせ、両手の指先2番(爪先と指の腹の間)を体の前で上向きに合わせて立つ、他者に押された時に生じる(感じる)しっかりした感覚
・足指:草履をはいたときの足指 末端への集中 結果、力を加えてもふらつかなくなる
・ソフトボール大のボールの下手投げキャッチボール 無回転のボールを相手にふわっと投げ 受けるとき音がしないようにふわっと受けとる、身体の連動、W-upに最適
・肩甲骨、体側、腰、股関節、足指
・杖ほぐし、杖跨ぎ、片足立ち 
・型について:蹲踞(そんきょ)〜塵手水、ガマ功、エアプレーン、杖による全身マッサージ
など

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